再発・転移の治療 エンハーツの単剤療法

エンハーツについて

HER2検査とは?

乳がんの治療方針を決めるために、HER2の検査は重要です。
HER2タンパクの量は、生検や手術などで取り出したがんの組織において調べます(病理検査)。
一般的には、まず、IHC法で、0、1+、2+、3+の4段階に分けられます。
必要な場合は、ISH法が行われます。
エンハーツによる治療の対象となる乳がんの患者さんは、「HER2陽性乳がん」または「HER2低発現・超低発現乳がん」の方です。
なお、IHC法で0かつHER2タンパクがほぼまったくない場合(HER2-null)は、エンハーツを投与できません。

HER2検査の流れの図。乳がん組織をIHC法で0〜3+に判定し、1+以上のHER2低発現・HER2陽性がエンハーツによる治療の対象となることを示す。

注意

  • HER2超低発現の場合は、ホルモン受容体陽性の患者さんのみがエンハーツによる治療の対象となります。くわしいことは担当医にご確認ください。

IHC法とは?

HER2タンパクの量を調べる検査です。

ISH法とは?

HER2タンパクをつくる遺伝子が増えているかを調べる検査です。

監修

岩田 広治 先生

名古屋市立大学大学院 医学研究科 臨床研究戦略部 先端医療・臨床研究開発学分野 特任教授