HER2の検査と治療
がんの種類によっては、HER2の検査を行い、「HER2タンパクが異常に多く出ているか(過剰発現)」や「遺伝子に異常があるか(変異や増幅)」を調べます。
たとえば、乳がんや胃がんでは、治療を始める前にHER2検査を含む病理検査を実施し、がんのタイプを診断して適切な治療法を選択します。
また、肺がん(特に非小細胞肺がん)では、薬物治療を始める前に遺伝子検査などを行い、がんの特徴を詳しく調べてから最適な治療法を選ぶ場合もあります。
さらに、標準治療が効かなくなった進行がんや再発がんの患者さんに対しては、遺伝子検査が行われるようになってきました。下記のような遺伝子検査の結果、HER2遺伝子に異常が見つかる場合があります。
HER2遺伝子の変化を調べる検査
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遺伝子パネル検査
がん細胞内の多数の遺伝子を一度に調べることで、「どの遺伝子に異常があるか」を詳細に調べることができる検査です。 -
コンパニオン診断薬を用いた遺伝子検査
使用を検討している薬剤に合わせた遺伝子の変化を調べる検査です。
- 病理検査とは?
- 生検や手術などで取り出したがんの組織を用いて、顕微鏡下で、がんがどのような性質をもつかなどを調べます。HER2タンパク質の量なども調べることができます。